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スピーカーの耐用年数はどのくらい?見るべき仕様はこれだ!

オーディオ

スピーカーの耐用年数、いわば寿命はどのくらいなのかある程度把握しておく方がいいシーンは多いかも知れません。

実は一口にスピーカーの耐用年数と言っても、種類によって大幅に寿命に差があります。

それも、10年以上という単位で。

ここでは元ハードオフ店員である私が、各スピーカーの種類からそれぞれの耐用年数についてまとめてみました。

どのようなスピーカーを選ぶべきなのか、参考にしてみて下さい。

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スピーカーの耐用年数はどのくらい?

スピーカーの耐用年数は、種類により大幅に変わるとお伝えしました。

そもそもスピーカーがまともに動作しなくなると判断するポイントはどこか?

「音がまともに出なくなった」、このタイミングこそ寿命と言うべきところでしょう。

じゃあ、音がまともに出なくなる原因は何か。

スピーカーの構成を把握するとより理解が深まりますので、まずはここから説明します。

スピーカーの仕組み

スピーカーは、エンクロージャー(箱)にスピーカーユニット(振動する丸い部分)が取り付けられて音が出ています。

エンクロージャーには主に木材やアルミ、樹脂製のものがあります。

エンクロージャーは耐用年数はほぼ気にしなくていいので、注目すべきはスピーカーユニット。

今回は耐用年数を説明するためなので少し省略しますが、スピーカーユニットはマグネットと振動版とエッジで組み立てられています。

スピーカーの耐用年数で見るべき仕様はエッジです。

エッジとは上記画像で言うと、ギザギザした外周の部分のこと。

ここが破損してしまうと、まともに音が出なくなることは何となく想像できるのではないでしょうか。

ということで、以下にエッジの種類ごとの耐用年数を説明します。

ウレタンエッジのスピーカーの耐用年数

引用:https://audio-heritage.jp/JBL/speaker/4425.html

耐用年数が最も短いスピーカーは、ウレタンエッジが使われているもの。

ウレタンとはスポンジのことで、大体7年~10年くらいで加水分解を起こし一気に劣化します。

10年も経てば仮に見た目は正常に見えても、指でわずかに触れるだけでボロボロと崩壊。

音がまともに出ない状態となります。

ウレタンエッジが使われるのは低音域の耳触りが最も良い傾向にあるからですが、長期的に放置して鳴らすような用途には向きません。

家庭内で耳触りの良い音で鳴らし、定期的にメンテナンスする前提なら選択肢として挙がってくるでしょう。

ちなみに、JBLのウレタンエッジが最も劣化が早いです。

これは、メーカーが定期的にユーザーにメンテナンスしてもらい、できるだけ良い音で聴いてもらいたいという思いでそのような仕様となっています。

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ゴムエッジのスピーカーの耐用年数

引用:https://audio-heritage.jp/TANNOY/speaker/stratford.html

ゴムエッジのスピーカーの耐用年数は、大体10年~15年程度です。

また、ゴムの種類によっても変わってきます。

最も耐用年数が長いのがブチルゴムという素材のもので、これは20年以上もちます。

主にParc Audio(パークオーディオ)のユニット全般に使われており、調べてみると参考になります。

その他のスピーカーのゴムエッジは基本的に通常のゴムで、10年~15年程度で硬化してきて最終的には触れるとひび割れたり崩れたりします。

ブチルゴムでない限り、ウレタンエッジとそこまで耐用年数は変わりませんが、まだゴムエッジの方がウレタンエッジよりは寿命は長いです。

ほとんどのゴムエッジのスピーカーはブチルゴムではないですが、ゴムの種類に説明があるスピーカーなら判断材料になります。

ゴムの種類に特に記載がなければ、耐用年数は15年程度なんだなと判断しましょう。

布エッジのスピーカーの耐用年数

引用:https://audio-heritage.jp/BOSE/speaker/101mm.html

最後に布エッジのスピーカーの耐用年数ですが、これは半永久的に使えます。

アルテックの604シリーズやJBLの4312シリーズのウーファー、BOSEの101シリーズなどに布エッジは用いられています。

最も一般的なのがBOSEの101シリーズ。

例えば駅で上を見上げると、放送用スピーカーにBOSEのスピーカーが設置されているのを見たことがありませんか?

もしくは、アパレル店舗などでスピーカーを見てみるとBOSE製だったり。

たぶんそれらが、BOSEの101シリーズです。

外という悪い環境や店舗というメンテナンスに時間をかけられないような環境に使われるほどに、布エッジのスピーカーは耐用年数が長いということ。

また、101シリーズの場合はエンクロージャー(箱)も木材ではなく樹脂製と思われる素材で、これも長寿命の根拠の一つ。

といっても、いくら布エッジのスピーカーと言えども物理的にハンマーで叩いたり、指で穴を空けたりするともちろんそこで終わりますけど(笑)

そういった物理的破損や、アンプからの過電流などがない限りは半永久的に使えるので、とにかく耐用年数が長いものを選びたい時は布エッジのスピーカー一択!

これに尽きます。

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まとめ

まとめると、スピーカーの耐用年数の見方はエッジだけ見ればOKです。

長く使いたいなら布エッジ、耐用年数が短くても耳ざわりの良い音のものがいいならウレタンエッジなど、選び方は人それぞれ。

ゴムエッジなら、最も低音域が出やすい傾向。

他にもアンプ内蔵スピーカーなど種類がありますが、アンプ部はそうそう壊れないので基本的にはエッジだけ見ておけば耐用年数については間違いないです。

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