ハードオフでは取り扱っている商品が多数あるため、興味はあるけど実際にバイトしてみるときついんじゃないかな、と思いませんか?
やってみたいけど、果たして自分に続けられるのか、すぐに辞めてしまわないかなど。
でも、取り扱い商品の中に趣味のものがあるし、なかなか心が決まらない。
私も、応募前に同じことを考えていたので、気持ちはすごくよく分かります。
そんなあなたのために、ハードオフで正社員として、愛知県のフランチャイズ店舗に7年間勤めたことのある元店員の私が、どのようなことがきつくてどのようなことが楽しかったのか、実際に体験したことを書いていきます。
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ハードオフバイトは実際きついの?
結論、「ずっと続けてもいい」と思える職場でした。
私は、ある個人的な理由から転職をすることにしました。
お仕事のきついと感じるところは人それぞれという、当たり前の前提があります。
そこさえクリアできていれば大丈夫だと思うので、きついと感じたことから説明します。
私の職場はバイトも社員もお仕事内容はほぼ一緒だったので、バイト希望でも問題なく読めます。
ハードオフできつかったこと
ハードオフで最もきつかったことは、特定のお客様の接客です。
ここで言う特定のお客様の接客の中には、買取、レジ、商品説明などすべて含まれます。
どんなお客様がいたのかについて、1つ1つ説明します。
買取では無駄に粘る人がきつい
買取できつかったこと、これは予想ができるかも知れませんが、金額に納得がいかない人です。
「うちのお店ではこの金額です」と説明しても、どれだけでも謎に粘って交渉してくる人ですね。
粘る人は10分以上粘ってきます。
こういう人は適当に理由付けしてお帰りいただくしかなく、私は「下取りでもできません」とか言っていました。
粘る人は言うだけ言ったら帰るのですが、正直ここはめんどくさかったですね。
レジでは保証外の返品対応がきつい
レジできつかったことは、返品対応につきます。
商品に何らかの不具合があり、返品に来るというものですね。
お店側の非なので、ひたすらに謝罪するわけです。
ただ、このパターンなら当たり前に謝罪しなければならないので、別にいいじゃないですか。
私が許せなかったのは、レシートや保証書がないのに返品しろと言ってきたり、販売時に保証外であると説明したにも関わらず、保証外のことで返品しろと言ってきたりしたことです。
もちろん、販売時にこのレシートが保証になるから、などとしっかりと説明してお渡ししています。
対応できないと何度説明しても怒鳴り散らしてくるので、私個人としては警察を呼びたかったのですが、店長の方針で返品を受けておりました。
ここは店長と私で折り合いが合わず、きつかったところです。
接客はめんどくさいことが多い
接客はきついというよりは、めんどくさいが強かったです。
ある時に商品説明を求められた際に、「以上以下」という単語を使って説明した時に、「以上や以下はその数字を含まないですよ」と間違った指摘が謎にありました。
ネット検索までして説明しても、なぜか納得しないのでどうでもよくなって適当に合わせました。
一生勘違いしていて下さいと思ったのですが、このようなめんどくさい人とか。
あと最もヤバかったのは、ノートパソコンをハードオフに持参してきて、無料でノートパソコンの操作サービスをしろと言ってきた高齢男性でした。
そのパソコンは店舗で買ったものではないのに、ですよ。
ヤバい以外に言いようがないですよね。
店長も店長で、この人の対応をしちゃってたんですよね。
あまりに怒鳴るからですけど。
店長、怒鳴られると弱いんですかね。
こういう人は半年とか1年に1回ペースで出現することがあります。
たまにでしたが、めんどくさかったですね。
意外ときつくなかったこと
自分が全く触ったことのないジャンルの商品も取り扱うため、全然詳しくないジャンルについても最低限知っておかなければなりません。
私も楽器や一眼レフカメラなどの全く触ったことがないジャンルについては、うわぁこれらを勉強しなければならないのか、と思いました。
でも、実際は意外と問題ありませんでした。
最低限でいいからっていうのももちろんあったんですけど、知らないことを知ることができる面白さの方が大きかったです。
なぜこんなにこだわる趣味なのかなどの理由を知ることができたため、詳しくないジャンルでも問題なくお仕事できました。
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ハードオフならではの楽しかったこと
ハードオフでなければ、絶対に体験することができなかったことがありました。
私はオーディオが趣味で、かれこれ20年くらい続けています。
ある時に、自作スピーカーの出張買取の依頼がありました。
このお客様は私が出張買取に行くことになりました。
お客様のご自宅でお話を伺うと、そのお客様は元オーディオメーカーの設計者だと言うのです!
そしてそれを裏付けるように、自宅内には多数の自作真空管アンプと、いくつかの大型の自作スピーカーが置かれていました。
これは本当に衝撃的で、この時にオーディオに関して疑問に思っていたことを聞いて、教えていただくことができました。
この出会いがなければ、今もオーディオに関しては分からないことだらけだったと思います。
また、店舗での接客でも、オーディオ趣味の仲良くなったお客様の中で、詳しい方からはんだ付けのやり方や、オーディオ製品について教えていただくことができました。
このようなことがあり、私は「ハードオフのお仕事は、趣味の合うお客様から自分にとって価値のあることを教えてもらうことができる」、そんなお仕事だと思っております。
また、ほかの店員さんと趣味のお話ができるところも楽しかったです。
どのジャンルもお話できる人ばかりなので、ここはこうだよねとか、これは違うよねとか。
趣味の共有ができる楽しさは、このお仕事ならではと言えます。
ハードオフから転職した理由
そんなに有意義な時間を過ごせたのに、なぜ私が転職したのかについてなのですが。
きっかけは忘れもしない、ある年の11月のことでした。
私の嫌いな店長から、決定的な一言がありました。
「今年は冬もボーナス出ないよ」
もう、私の中で一発アウトでした。
あ~勤務時間長いな~、毎月の給料もうちょい上がらないかな~、出会いないな~とか思っていた矢先です。
「そうなんですね(笑)」
こう言うので精一杯でした。
この一言は接客経験出ちゃいまして、我ながら良い声してましたね。
まぁ理由はこれだけってわけではなくて、前々から転職は考えてはいました。
当時、私はこのように悩んでいました。
- 収入を上げる必要がある
- オーディオは十分!と(勝手に勘違いして)思った
- 勤務先が遠い
- 異性との出会いがない
私の中では、1つ目の理由と4つ目の理由が一番大きかったです。
出会いを増やすだけでもお金がかかりますし、自らの清潔感を保つのにもお金がかかりますからね。
つまり、モテたかった一心で、転職を決意したのです。
ある意味すごい意志ですよね。
若気の至りです。
転職までの道筋
気になる方もいると思うので、一応私の転職がうまくいったのかまで書きますね。
結果的には転職はうまくいきました。
お給料はハードオフよりも高くなりましたし、異性との出会いもありました。
転職先をどうやって探したかと言いますと、インターネットで転職サイトに登録をして探しました。
自分でも続けられそうな業種から、条件の合うところ(収入、勤務先、異性がいるか)をとにかく探していきました。
会社の経営理念は「社長が思ってるだけじゃない?」とか思い、見ても正直よく分からなかったので、会社の写真の人を見て仲良くなれそうかとか、インターネット上の実際に働いた人の口コミをとにかく読んで参考にしていました。
ちなみに、私はハローワークは何となく信用できなくて利用しませんでした。
転職サイトを使って、いくつかの会社で面接をした中で、「この人(面接官)がいるところなら良さそうだな」と感じた会社に決めました。
面接で感じた印象って不思議なもので、結構職場の雰囲気が出ていたりするんですよね。
結果、私の望む社風のところに転職をすることができました。
今にして思うのは、インターネット上の実際に働いた人の口コミが、最も有益な情報だったということです。
実際に働いていた人の口コミが的確過ぎて、私が今また転職先を探すなら、その会社の口コミは絶対見ます。
会社の募集要項なんて、良いことばかり書くに決まってますからね。
あれはあまり参考になりません。
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まとめ
ハードオフのお仕事の、私が感じたきついところと楽しいところをまとめました。
ハードオフで取り扱うジャンルの中で、趣味のものがあれば楽しめることも分かってきたと思います。
私のようにお客様との予想できないような出会いから、さらに趣味を極めることもできるかも知れません。
そのような意味では、ハードオフのお仕事は非常に楽しいと思います。
お仕事なので、きついところももちろんありますが、私のお話が参考になれば幸いです。
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